Dr.ブログ
矯正治療の期間と部分矯正
こんにちは!宇都宮プライム矯正歯科、院長の山田です。
暑い日とそうでもない日が代わる代わる訪れて、最近は大変ですね~(*_*)
先日は雹もふってきて訳が分からなくなりました(笑)
さて、矯正相談に訪れる方は様々な疑問をお持ちですが、今日は治療期間のお話をさせて頂きます。
ざっくりいうと成人治療の場合、矯正治療の期間はおおよそ2年から2年半と一般的には言われています。
軽度な場合は1年半~2年、ちょっと難しい歯並びの方は2年半~3年くらいといったところでしょうか。
また、その治療期間はワイヤー治療とマウスピース矯正で大きな差は無いと言われています。
(厳密には色々ありますが、それはまた次の機会に)
ワイヤー治療とマウスピース治療で治療期間が変わらなくても、同じ期間、ワイヤーを装着しているのと、マウスピースを装着しているのでは全然負担が違います。
ワイヤーだと事前に2年以上かかると説明して、かつ順調に治療が進んでいたとしても、2年たつ前から
「先生、これいつ頃外せますか?」
と言われてしまう事が多いです...
その点、マウスピース治療ではそういった事を言われる機会が少ないです。
インビザラインの場合、歯の移動シュミレーションをあらかじめ見る事ができるので、患者様にも歯の今後の動きが把握しやすい事があると思います。
また、ワイヤー治療の場合、月1回は調整に来て頂かなければ治療を進める事が難しいですが、マウスピース治療の場合には1ヶ月半~2、3か月に1回など、同じ治療期間であっても通院回数を減らす事ができるため負担が少なくなります。
このように、同じ治療期間といっても色々な条件を考えると、期間においてもマウスピース治療に軍配が上がりそうです。
ちなみに子供の矯正治療の場合、その治療目的は顎骨の成長のコントロールと、永久歯の生え代わりを手助けする事にありますので、長期間の観察が必要な事になります。
あとは成人の方で部分矯正を受けられる場合、部分矯正というと上下どちらかとか、もしくは一部分の歯並びを整えることですね。この場合は治療期間は一気に短くなり、半年~1年くらいです。
なぜこんなに治療期間が違うかというと、部分矯正では歯並びは改善できても、かみ合わせを良くすることはできないので、並びが整った瞬間に治療終了とするからです。
上下どちらかしか装置を付けない場合、片方の歯並びがキレイになったところで、もう反対側は動かす事はできないので、かみ合わせの調整はできません。
元々の位置から歯を動かすとそれまで咬んでいたところで咬めなくなるので、かみ合わせに違和感を感じることがあります。
そのため、通常の矯正治療では最終的に上下のかみ合わせを整えてから治療終了となるのですが、部分矯正の場合はこれができない事が多いのです。
治療期間も料金も部分矯正が通常の治療と大きく異なるのはこうした理由からです。
そのため、部分矯正が適応となる方は限られています。
・ガタガタが小さい
・上下の顎骨のズレなどがない
・問題となる歯並びの箇所が一部分に限られている
・もとからかみ合わせはそれほど悪くない
このような方が対象となります。
このような点をご自身で判断する事は大変むずかしいと思いますので、部分的な矯正治療を希望される方は、一度ゆっくりとカウンセリングを受ける事をオススメします。
もちろん、我々矯正専門医としてもできるだけそのような声にお応えしたいという気持ちがあります。
ですから、できるだけ負担のないように装置や歯の動かし方に工夫を加えて部分矯正の治療の対応をさせて頂くこともあります。
なのでやっぱり悩んだらまずは相談ですね(笑)
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