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インプラントを用いた矯正治療
こんにちは!見えない、目立たない矯正治療でおなじみの宇都宮プライム矯正歯科です。
今回はインプラントを併用した歯科矯正治療について説明していきます。
まずネットでよく見る「インプラント矯正」と言ったワードは正確な表現ではなく、日本矯正歯科学会の正確な用語では「歯科矯正用アンカースクリューを使用した矯正」の事を指します。
インプラントとは英語で「implant」で日本語にすると「埋める」、とか「植え込む」などの意味を持ちます。
歯科でインプラントという場合は無くなった歯の代わりに、人口の歯(細かくいうと仮歯をつけるための土台)を顎の骨に植え込む時に使います。
若い方で歯が無くなってしまった場合に、見た目的にかっこ悪いので入れ歯にするのは嫌
とか「ブリッジ」にする際に健康な周りの歯を削るのが嫌、といった場合に代わりに用いられる治療法で、
見た目的にも使っている感触も本物の歯に近いという利点があります。
参考ページです。
http://www.implant.ac/implant_html/care/kiso/imp-sashiba.html
矯正治療で用いる場合は意味が少し違ってきます。
骨の中に植め込み、支えとするところまでは同じです。
さて、矯正治療は言うまでもなく歯を動かす治療と言う事はお分かりかと思います。
ですが、みなさまは歯が実際にどうやって動いているかはご存知ないと思います。
歯は押されたり引っぱられたりしながら動いていくわけですが、この時ワイヤーやマウスピースなどでつながれた歯同士は、物理の作用・反作用の法則により歯を押した場合は隣あう歯も押され、歯を引っ張った場合は隣あう歯も引っ張られます。
壁を思いっきり押したら自分が後ろに押されるのと一緒ですね。
つまり、一つの歯を動かそうとすると隣合う歯にも力が加わり、歯全体が動いてしまいます。
矯正治療とはこの作用、反作用の力との戦いであり、いかに動かしたい歯だけを目標の場所に動かすか、または全体を調和するバランスで動かしていくかを計算し、治療計画、最終的なかみ合わせを作っていくのがわれわれ矯正専門医の仕事なのです。
よく相談でこられる方の中には部分矯正でできませんか?と言われる方もいるのですが、残念ながら対応できる方は非常に限られています。
部分矯正で治すことが難しい理由の1つはこれで、狙った歯だけを動かすというのが物理的に困難だからなのです。
もちろん実際の治療では全体ではなく、どうしても歯の一部分だけ動かしたいケースが出てきます。
そのような時に矯正用のインプラントを使用します。歯と歯の押し合い、引っ張り合いにするのではなく歯とインプラントとの押し合い、引っ張り合いにするのです。
インプラントはどんなに押しても引いても、骨の中に埋まっているので動くことはありません。
つまり、矯正用のインプラントを使う事で狙った歯の移動だけを精密に行う事ができるのです。
この技術を応用する事で従来の矯正治療では困難、または不可能であると言われた歯の動きが可能となってきました。
①従来難しいとされてきた、歯列全体の後方移動を行うことで歯を抜かずに治療できる可能性が高くなる
②多くの歯を同時に動かせるようになるため治療期間を短縮できる
③ヘッドギア、顎間ゴムなど患者様の協力に頼ることなく、それらの装置よりも理想的な治療ゴールを達成できる
④顎の骨の手術も矯正治療と同時に必要とされる場合も、外科手術を回避できる可能性が高まる。
⑤ガミースマイル(笑った時に歯ぐきが大きく見える状態)を改善できる
矯正用インプラントは比較的新しい矯正治療の技術ですが、私は矯正用インプラントの臨床研究や学会発表を世界に先がけて行ってきた、東北大学病院の矯正歯科で研修を積み、博士号を取得しています。
在籍中は多くの患者様で実際に矯正用インプラントを用いた治療を行い、良好な治療成績を残しています。また矯正用インプラントに関する学会発表なども行っています。
東北矯正歯科学会
・固定源として歯科矯正用アンカースクリューを用いて上下顎の前歯牽引を行った上下顎前突症例 山田雅一,清流正弘,山本照子
・歯科矯正用アンカースクリューを固定源に用いて, 下顎歯列の遠心移動を行った骨格性下顎前突症例 山田 雅一,出口 徹 ,青沼 智 ,福永 智広,山本 照子
当院では、マウスピース矯正や矯正用インプラントなど、最新の歯科矯正治療を患者様が安心して受けられるよう、日々勉強と研鑽を重ねています。
矯正治療を通じて、素敵な笑顔と明るい未来を創るお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
歯並びでお悩みの方は気軽に当院の無料相談にお越しください。丁寧に、何度でも無料で歯並びに対するご相談を承っております。
今後とも宇都宮プライム矯正歯科をよろしくお願い致します<(_ _)>
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