皆さんこんにちは。宇都宮市の矯正専門歯科医院、宇都宮矯正歯科です。

これからブログ記事を定期的に掲載していきます！是非ご覧ください。

今回は、お口のクセと歯並びの関係性について解説していきます。

お口のクセとは、口や舌の癖や習慣のことを指します。

これらのクセは歯並びに悪影響を与える可能性があり、美しい歯並びや噛み合わせを維持する上で重要な要素となります。

本記事では、代表的なお口のクセであるお口ポカン、舌の位置が通常よりも低い低舌位、飲み込み方に問題がある異常嚥下、唇を吸ったり噛んだりする吸唇癖、噛唇癖に焦点を当て、それぞれがどのような歯並びへの影響を持つのか詳しく解説します。

お口ポカンと歯並びの関係性

お口ポカンとは、口の周囲の筋肉（口腔筋）や唇の力が不十分で、意識をしていないと口を閉じることができない、常に口が空いている（ポカンとした）状態のお子さまのことを指します。お口ポカンによる歯並びへの影響は、口呼吸による舌の位置に関連しています。通常の場合、口を閉じたままでいると舌が上あごの少しへこんだところのいわゆるスポットと呼ばれる部分に付いた状態になりますが、口を開けたままでいると、舌が下がりやすくなり、正しい位置にあるべき舌が上あごに適切に付かなくなります。そうすると将来の低舌位や異常嚥下のリスクが高まります。また、口を開けた状態が継続することで、顔貌にも変化が生じ、顎や顔面の発育にも影響を与える可能性があります。

低舌位と歯並びの関係性

上記で少し触れたように、低舌位は舌の位置が通常の「スポット」という位置よりも低い位置にある状態を指します。舌が下がっていると、上顎に対する圧力や刺激が不十分になります。その結果、上顎が成長せず、小さい顎になってしまうことで、永久歯の生えるスペースが足りず、将来的に上下の歯がかみ合わないような状態になったり、反対咬合とも呼ばれる受け口のような歯並びの原因となります。また、舌の位置が低いことによって舌圧が不十分になることで、口腔周囲筋のバランスも崩れ、顔貌への影響や姿勢の悪化を引き起こす可能性があります。

異常嚥下と歯並びの関係性

異常嚥下は、飲みこみの際の舌やお口周りの筋肉の問題のある動作や通常とは異なった場所に位置することを指します。

異常嚥下があると、歯並びに影響を及ぼす可能性があります。

具体的には、飲み込む際に唇や舌、頬全体を使って飲み込むことで歯が前方方向に押し出され、歯列が徐々に変形し、不正咬合や噛み合わせの不調を引き起こすことがあります。

実際に人間は何かを飲み込むという動作を1日で1000回おこなっています。

毎回の飲み込み方の異常が少しでも徐々に歯並びに影響を与えうる回数だということがお判りいただけるかと思います。

異常嚥下の改善には、口腔筋機能療法（MFT）などのトレーニングが効果的です。

MFTは舌や口腔周囲筋の機能を改善し、正しい舌の位置や嚥下のパターンを身につけることで、歯並びの改善や矯正治療の効果を高めることができます。

吸唇癖・噛唇癖と歯並びの関係性

吸唇癖は唇を吸ったり噛んだりする癖であり、噛唇癖は唇を噛む癖を指します。

これらの癖は口腔周囲筋のバランスや歯の位置に影響を及ぼします。

吸唇癖では、唇を吸うことで上下の唇が口腔内に吸い寄せられ、その圧力によって歯が舌側に倒れることで、咬み合わせや歯並びが悪くなることがあります。

一方、噛唇癖では唇を噛むことで主に下唇が口腔内に吸い寄せられ、歯に圧力がかかることで噛み合わせの不調や歯の変形を引き起こすことがあります。

これらのクセは舌や口腔周囲筋のバランスを乱し、歯並びの正常な発育や噛み合わせの安定に影響を与える可能性があります。

まとめ

以上のように、お口のクセ（お口ポカン、低舌位、異常嚥下、吸唇癖、噛唇癖）は歯並びに大きな影響を及ぼすことがわかります。

これらのクセがある場合は、早期に対処することが重要です。定期的な歯科検診や専門医の診断を受けることで、適切な治療やトレーニングを行い、健康な歯並びと口腔機能の発達を促しましょう。

当院では、上記のように歯並びへも重大な影響を与えるお口のクセに対して、MFT（口腔金筋機能両方）を用いて治療していきます。

お子様の歯並びやかみ合わせ、その他にも気になることがありましたら、ぜひ宇都宮矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。

スタッフ一同、お待ちしています。

当院では24時間WEB予約を行っております。

何か気になる点がある方は以下からぜひご予約ください。

初診矯正相談

宇都宮矯正歯科