はじめに

皆さんこんにちは。宇都宮市の矯正専門歯科医院、宇都宮矯正歯科です！

子どもの成長において、正しい口呼吸は重要な要素です。

しかし、近年では口呼吸の問題が増えており、それに伴う運動機能の低下や顔貌の変化、姿勢の乱れが懸念されています。

この記事では、口呼吸の影響やMFT（口腔筋機能療法）と呼ばれるトレーニング方法について詳しく解説します。

お子さまの健やかな成長を促すために、口呼吸の問題に早めに対処しましょう！

口呼吸の影響とは？

子どもが口呼吸をすると、以下のような影響が生じることがあります。

1.運動機能の低下：

口呼吸により、舌の正しい位置が乱れ、舌の筋力や動きが弱まります。

これによって、噛む力や嚥下（飲み込み）の力が弱まり、口腔機能が低下します。

また、舌の位置の乱れにより、発音や言語能力の発達にも影響が出る場合があります。

2.顔貌の変化：

口呼吸が続くと、口を開けた状態が維持され、顔貌に変化が生じることがあります。

特に、顎の成長に影響を与え、上下顎の発育不良やアゴの後退がみられることがあります。

これによって、顔のバランスや輪郭が崩れ、美しいお顔立ちの形成が阻害される可能性があります。

3.姿勢の乱れ：

口呼吸による顎の位置の変化や筋肉のバランスの乱れは、全身の姿勢にも影響を与えます。

特に、上体の前傾や肩の前方位置が生じることがあり、姿勢の乱れや体のバランスの崩れを引き起こす可能性があります。

その結果、腰痛や肩こりといった問題が生じることもあります。

MFT（口腔筋機能療法）とは？

MFT（口腔筋機能療法）は、お口の筋肉や機能を改善するためのトレーニング方法です。

口呼吸やお口のクセによる問題を解消し、正しい口腔機能を身につけることを目指します。

MFTでは、以下のようなトレーニングが行われます。

1.舌のトレーニング：

舌の筋力や位置を正常化するためのトレーニングが行われます。

具体的には、舌の運動範囲を広げるためのエクササイズや舌の位置を上顎に合わせるためのトレーニングが行われます。

これにより、舌の正しい位置を維持し、口腔機能の改善が図られます。

2.呼吸トレーニング：

口呼吸を鼻呼吸に切り替えるためのトレーニングが行われます。

鼻呼吸は口呼吸と比べて、空気のフィルタリングや加湿、温度調節などの機能を果たすため、健康に良い影響を与えます。

MFTでは、鼻呼吸の習慣化を促すためのトレーニングや鼻の通りを改善するためのエクササイズが行われます。

3.口腔筋肉のトレーニング：

口周りの筋肉を強化し、口腔機能の改善を図るためのトレーニングが行われます。

具体的には、口を閉じる力や噛む力の向上を目指すエクササイズや、唇の筋力を鍛えるトレーニングが行われます。

これにより、口呼吸やお口のクセによる問題の改善が期待されます。

MFTの効果と家庭での気軽な取り組み

MFTによる口腔筋機能の改善には、時間と継続的な取り組みが必要です。

しかし、家庭でも気軽にできる取り組みがあります。例えば、

1.正しい姿勢の維持：

正しい姿勢を保つことで口呼吸を抑制し、鼻呼吸を促すことができます。

背筋を伸ばし、肩を正しい位置に戻すよう意識しましょう。また、寝るときには適切な枕を使用することも大切です。

2.鼻呼吸の習慣化：

日常生活の中で、鼻呼吸を意識して行うことが重要です。

鼻から息を吸い、ゆっくりと吐くように心がけましょう。また、鼻が詰まっている場合は、鼻炎やアレルギーの治療を受けることも検討しましょう。

3.口腔筋肉のエクササイズ：

口周りの筋肉を鍛えるために、唇を閉じる力や舌の運動範囲を広げるエクササイズを行うことが有効です。

たとえば、ストローを使った吸引や吹き出しの動作を取り入れたり、舌を上下左右に動かす練習をすることができます。

まとめ

MFTのトレーニングは、専門の歯科医師の指導のもとで行うことが望ましいです。

正しい方法で取り組み、継続することで口腔筋機能の改善と健やかな成長を促すことができます。

当院では主にMFTと歯科矯正治療を用いて口腔機能発達不全症への対処を行っております。

お子様の歯並びやかみ合わせ、その他にも気になることがありましたら、ぜひ宇都宮矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。

スタッフ一同、お待ちしています。

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